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土井善晴氏の新春講演

みなさま穏やかな新春をお過ごしでしょうか。1月も半ばとなりましたが、先日公益社団法人の法人会の新年会で、料理研究家の土井善晴氏の講演を聞く機会がありました。テレビでお馴染みの先生で、最近は一汁一菜で良いという提案が反響を巻き起こしたのはみなさんご存じの通りです。間近でお話を聞かせて頂きましたが、本当に肌の艶も良く健康そのものという先生でした。が、50代の頃はテレビの収録のためレシピを考えたりする仕事が激務で、1週間に一度は徹夜していたとか。次第に体の不調が出てきて、「このままでは死ぬんとちゃうかな」という程体調が悪くなってきて運動の必要性を感じ、散歩から始めて、次第にフルマラソンまで走るようになって体力増強をされたとか。

しかし、何といっても食の専門家、基本は食にあります。「日ごろの料理は、今あるものを何でもかんでも入れて味噌汁を作ればいい。だしなんていいんです。みそ汁には無限の世界があり、簡単でも料理をすると自然と調和し、人間の中に情緒が生まれる。味噌汁には無限の世界がある。。。」と。

確かに最近料理をしない人が増えており、日本の食文化が壊れているという危機感から色んな提言をしてきた土井さんですが、2022年に文化庁長官表彰者に選出されています。確かに、「台所は地球に繋がっている」。

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それと、近年の脳科学の研究で、企業の経営者やアクティブに働く人にランニング愛好者が多いのは、脳には脳がアイドリンク、いわば「ぼんやり」している時に記憶を整理したり、アイデアがひらめいたりして脳が活性化する「デフォルト・モード・ネットワーク」の活動があるからと言われています。ラエラエル博士も日課として、チェスター君との散歩で脳をさらに活性化させているようです。

スマホから離れ、記憶を整理したりストレス発散のために、今年は意識してランニングやウォーキングを行いたいものです。みなさまにとって、健康で幸せな年になりますようにお祈りいたします。

                             田中真由美