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新型コロナウイルスワクチン 日本が誇る“しょうゆ”老舗企業が原料

  1. みなさま、こんばんは。ヤマサ醤油の原薬が新型コロナワクチンに使用されているのをご存知でしたか。記事を転送いたします。日テレニュース記事より。

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■なぜ、ヤマサ醤油が製造?

 

 なぜ、「シュードウリジン」の製造をヤマサ醤油が?ヤマサ醤油の医薬・化成品事業部の担当者に聞きました。  「日本の料理は、だしで決まる」かつおぶしやしいたけからとる出汁は、日本料理の味を引き立てます。ヤマサ醤油も長年この「うまみ」の研究を続けています。  かつおぶしのうまみの成分はイノシン酸、しいたけのうまみ成分はグアニル酸。これらは「核酸化合物」です。そして、シュードウリジンも「核酸化合物」の1つなのです。ヤマサ醤油は、1970年代から60年以上にわたって、核酸関連物質の研究をしてきました。1980年代には、試薬としてすでにシュードウリジンを海外に輸出していたのです。

■コロナワクチンなど医薬品の原薬の新工場を建設へ

 

 去年12月初め、ファイザー社が新型コロナのmRNAワクチンが世界で初めてイギリスの規制当局から緊急使用の承認を受けたと発表。その後アメリカも。  すでにヤマサ醤油は、「去年の秋にはシュードウリジンの増産体制を整えていました」と担当者。千葉県銚子市にある工場は現在、フル稼働だといいます。今年5月には、新型コロナウイルスワクチン等、核酸医薬品の原薬のための新たな工場の建設予定で、約30億円を投資すると発表しています。  では、なぜヤマサ醤油の原薬が新型コロナワクチンに使用されることになったのか?  mRNAは、新型コロナワクチンとして開発されるよりも前から治療薬や他のワクチンとして研究開発されてきました。その研究段階からヤマサ醤油が製造したシュードウリジンが使われていました。  担当者は「私たちはうまみ成分の研究に端を発して、長年、核酸化合物に特化して事業展開し、いち早く工業製造に乗り出して、シュードウリジンを製造供給してきました。製法は開示できませんが、私ども独自の製造方法があります」と世界の企業に負けない自信をのぞかせました。

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 日本料理のダシは、鰹節など発酵成分を使っていますので、他の国のダシと違います。先日、関東で最高峰の1年に1回だけ作るヒゲタの特別限定醤油を注文しました。11月に届くのですが、お醤油も奥が深いですね。

田中真由美