new「夏を快適に過ごすための専門的な知識」
猛暑が続いていますが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか?東京も亜熱帯のような暑さが続いています。この暑さ、元気に乗り越えましょう。

🔹 1. 体温調節と自律神経
- 人体は 深部体温が37℃前後に保たれるよう調節されています。
- 暑熱環境下では、血管拡張と発汗で放熱しますが、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、熱中症リスクが上がります。
- 自律神経を安定させるには:
- 朝の軽い散歩(体内時計リセット)
- シャワー浴(40℃以下、交互浴で血管の収縮拡張を促す)
- 冷房をかける際の室温は 26〜28℃、湿度40〜60% が理想的。
🔹 2. 食と栄養
- 夏は 電解質バランスが崩れやすい。
- ナトリウム(塩分)+カリウム(野菜・果物)を意識。
- 特にカリウムが汗で失われやすいので、スイカ・きゅうり・バナナなどがおすすめ。
- 胃腸が冷えると免疫力低下や自律神経の乱れに。
- 冷たい飲み物は一度に大量に摂らず、常温か温かい汁物を併用。
- ビタミンB群(代謝)、ビタミンC(抗酸化)、マグネシウム(筋肉・神経調整)を意識すると夏バテしにくい。
🔹 3. 睡眠環境工学
- 就寝時は体温が自然に下がると眠りやすい。
- エアコンはタイマーではなく「弱冷房+除湿」を一晩中つける方が安定して眠れる(室温26℃前後)。
- 寝具:通気性の高いリネンや竹素材のマットを使用すると放熱効率がUP。
- 就寝前のぬるめの入浴(38〜40℃で15分)は寝つき改善に効果的。
🔹 4. 生活リズムと活動
- 夏は強い紫外線と高温で疲労が溜まりやすい。
- 紫外線は皮膚だけでなく目からも入り、自律神経を乱すため、サングラス着用が有効。
- 日中活動は午前中に、午後は気温ピーク(13〜16時)を避ける。
- 軽い筋肉運動(ヨガやストレッチ)で血流を良くすると冷房病予防に。
🔹 5. 科学的な冷却法
- 首・脇・鼠径部(太い血管が通る部分)を冷却すると、効率的に体温を下げられる。
- 「手のひら冷却法(ハンドクーリング)」はスポーツ科学で注目されており、末梢血管の熱交換で深部体温を下げる。
👉 このように 「温度調整(環境工学)+栄養(栄養学)+自律神経(医学)」 の3つを意識すると、夏でも快適に過ごしやすくなります。
みなさんま、この3つを意識して、心と体を整えましょう。
田中真由美